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2021.02.05Web制作
Webブラウザでページを開いた時、タブに表示されるアイコンの事です。
タブブラウザで複数のタブを開いた時に、ファビコンはページを識別する時の目印となります。
そのほかにも、スマートフォンでWebページを使用ブラウザの「お気に入り」や「ホーム画面」に設定した際にも表示されます。
何より優先することはシンプルなデザインにすることです。
ファビコンは小さく表示されるので、細かい複雑なデザインにしてもほとんど見えません。
ユーザーに判別してもらいにくくなり、ファビコンの意味を成さない状態になります。
どの程度シンプルにすれば良いのか、他サイトのファビコンを見ながら研究してみましょう。
また、ファビコンもアイコンも基本的に正方形で表示されるので、画像は正方形で作成します。
それぞれのパーツは長方形などでも問題ありませんが、この点を前提と意識しておいてください。
更に、Apple製品ではiOSやSafariの際、ファビコンの角が丸く表示されます。サイズいっぱいのデザインだと、角が削れて見た目が崩れてしまいます。
デザインする時には余白を作っておくのが大事です。
ファビコン(favicon)は一般的に「16px × 16px」のサイズで使用されることが多いです。
ですが、表示される場所によっては「32px × 32px」や「24px × 24px」で使用されることもあります。
そのため、複数サイズの画像をひとつのファイルにまとめることができる「.ico形式」に変換し使用しましょう。
「.ico形式」の画像ファイルを使用することで、HTMLに記述する際に設定の手間が省けます。
ファビコンを簡単に作成することができるツールについていくつかご紹介します。他にも、便利なツールはありますので、ぜひご自身でも調べてみてください。
https://www.favicon-generator.org/image-editor/
表示ブラウザが「Chrome・IE11・Firefox・Safari・Opera・Edge」の場合、以下のコードをHTMLのヘッダー部分に記述します。
<link rel="apple-touch-icon" sizes="180x180" href="./favicon/apple-touch-icon.png"> <link rel="icon" type="image/png" sizes="32x32" href="./favicon/favicon-32x32.png">
使用するのは「favicon.ico」と「apple-touch-icon-180×180.png」の2つです。
画像の置き場所は状況やホームページの環境に応じて変更ください。
また、この書き方ではInternet Explorer8以前には対応できません。
現在、新しく作るホームページではほとんど対応が必要なケースはありませんが、もしInternet Explorer8以前への対応が必要な場合は、一行目を以下の通りに書き換えてください。
<meta name="msapplication-TileColor" content="#da532c">
msapplication-TileColorというのは、タイル部分の背景色になります。 任意のカラーコードで設定します。
<link rel="mask-icon" href="./favicon/safari-pinned-tab.svg" color="#5bbad5">
作成したsvg画像をこちらで読み込みます。svgは自動生成された「favicons.zip」に入っていないので、個別に書き出ししてください。
<link rel="icon" type="image/png" sizes="16x16" href="./favicon/favicon-16x16.png"> <link rel="manifest" href="./favicon/site.webmanifest">
manifest.jsonのファイルは自動生成した「favicons.zip」に入っています。
<meta name="theme-color" content="#ffffff">
こちらはAndroidのChromeでのみ反映される「タブのテーマカラー」の設定です。
任意の色に設定できます。
何もしないより他のホームページと差別化できるので、細かい部分ですが是非設定してみましょう。
こちらもカラーコードで自由に設定ができます。
ユーザーの目をひくファビコンを設定することで、SEO効果の期待できますので、しっかりと理解して、どこまで対応するのかを判断し、潜在層の獲得のためにも正しく設置しておくことが重要です。