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2018.03.22テクノロジー
こんにちは。初めてコラムを書きます、Susieです。
今回はMITのエンジニアたちが開発した、SF映画のようなCOOLな3Dプリントのシール状のタトゥーをご紹介したいと思います。
そもそも生きてる3Dプリントタトゥーって?!
そのインクにはなんと生きたバクテリアが使われ、なんらかの刺激に反応して光るようにプログラミングまでされているんです。
よくある光るシール型タトゥーとかそんなもんではなく、「微細な生物が外気や皮膚の調子を察知して模様を変動させる」という、MIT(マサチューセッツ工科大学)開発した最新テクノロジー。
美しく模様を描くインクは、バクテリアが生きるための水分と栄養素を混ぜて作られたもの。バクテリアには、ある化学的刺激を受けた際に光ったり、色が変わるようにプログラミングがされています。
開発チームは、生きた細胞が様々な刺激に対応する性質を、遺伝子工学的に操作できるよう、3Dプリントを使用する方法を思いついたと言います。
もともと哺乳類動物の細胞を用いた実験を予定していましたが、細胞の構造上ほとんど成功しなかったため、バクテリアを用いることにしたんだとか。
細胞と細胞の間に互換性を持たせ、例えば、ある細胞が別の細胞からある種のシグナルを受け取ったときにのみ、それらの細胞が点灯するようにプログラムまで。
現段階ではまだ「光る」「色が変わる」といった程度の出力のみですが、今後研究が進めば、生体コンピューターの開発にも繋がってくるかもしれない、というかなり革新的な発明のようです。
SFの世界でしか見ることのない、身体に埋め込む生きたコンピューターが、今後の研究によって完成する可能性もあるかも?そうなると体調の管理や病気の予防など、技術革新の恩恵を大いに受けられるようになるかもしれませんね。
入れる人それぞれの想いが詰まっているタトゥー。日本では、文化的に広く受け入れられているとは言い難い。
が、それでもこの「Skin Motion」は、注目に値する。
そもそも、ご存知の通り、「何を彫るか」については“ある一定の流れ”がある。初期には模様やシンボルを入れ、神聖なものとして扱われてきた。次に出てきたのはパートナーの名前や格言を入れるメッセージタイプ。
しかし、今回のものは、なんと「音」を肌に刻むことができるらしい。
考案者はタトゥーアーティストのNate Siggardさん。
HPによると、専用アプリに自分の入れたい音源をアップロードすると「音波」を作り出し、それを彫る。そこにアプリを起動させたスマホをかざすと音が流れる仕組みらしい。
よく旅に行く人なら、行った先々の街の音と名前を記念として彫ってみる、なんて使い方もあるかもしれない。
スマホをかざして
自分だけの「音」を聞く
どこで入れるのか興味がある?
実際にどこで彫ることができるかは、いまだ明らかになっていない。ただし、HPによると、アメリカでは6月から入れることができるようになるらしい。
ファッションの一部として認められてきたタトゥーだが、そこにさらに「想い」を刻めるようになるかもしれない。