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2016.12.04テクノロジー
日本ではMac以外のPCを買った際にはデフォルトで入っているブラウザということもあり、ユーザーの多いMicrosoft Internet Explorer(水色のeマークのブラウザ:通称IE)。
全世界のデスクトップブラウザの利用シェアデータ(Net Applications)を見るとそのシェアは21.7%とかなり劣勢を強いられている様子。
以前から世界的に見るとChromeが中心ではあったものの、ここまでChromeのシェアが伸びているのには最近のMicrosoftの動向に原因があるようです。
Microsoftは現在デフォルトのブラウザをMicrosoft Internet ExplorerからMicrosoft Edgeへ変更し、ユーザーに移行を促しているようですが、思うように進んでいないようで、ユーザーはMicrosoft Internet ExplorerからMicrosoft Edgeへ移行するのではなくChromeやFirefoxへと流れて行ってしまっているようです。
そもそも日本でMicrosoft Internet ExplorerといえばPC購入時のデフォルトブラウザということで、ブラウザにこだわりのない方が使っていたもの。
わざわざ移行なんて、これまでのお気に入りを移したりと色々めんどう…それなら別にMicrosoftにこだわっているわけでもないし、別のブラウザでもいいのではないか、と考える日本のユーザーも今後増えていくと思います。
Web制作の現場では、拡張機能など非常に便利で使いやすいブラウザということもあり、日本でもほぼ100%の現場でメインブラウザとして使われているであろうChrome。
一方Web制作の現場でいつも制作者の頭を悩ませているのがMicrosoft Internet Explorer。
特に古いバージョンでは最新のhtmlやcss(ホームページを構成するコード)に対応しておらず、レイアウトが崩れたり動きなどがきちんと再現されなかったり…
せっかく新しいレイアウトや分かりやすい動きで最新のホームページを作ろう!と思っていても、お客様がMicrosoft Internet Explorerのユーザーであることも多いので、なかなか思うように制作することができません。
ブラウザチェック(完成したホームページを納品前に複数のブラウザで動作確認する作業)時にMicrosoft Internet Explorerで見て崩れたレイアウトを前に絶望することもしばしば…
このまま日本でもChromeのシェアが伸び、日本のメインブラウザといえばChrome!になってくれる日が来ることを切に願います!!