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2022.05.06Webマーケティング
こんにちは。しまこです。
みなさん、「Googleアナリティクス4」ってご存知でしょうか?
Googleアナリティクス4は、2020年10月にリリースされた最新のGoogleアナリティクス(GA)のことです。
今回は、Googleアナリティクス4の特徴や従来のGAとの違い、メリットなどを解説します。
計測対象がウェブサイトだけではなく、「ウェブサイト+アプリ」へ拡張され、
cookieベースからイベントベースへ計測方法が変更されました。
UAではパソコンやスマホのブラウザ単位でデータ計測をおこなってきました。
しかし、現代ではパソコン、スマホ、タブレットなど、一人のユーザーが複数のデバイスでWebサイト閲覧をおこなうのが普通になってきました。
そこで異なるデバイスからのアクセスでも同一ユーザーとして計測できる設計に見直されました。
GA4は”プライバシーを中核に設計している”と明言しています。
特にサードパーティのCookieが段階的に廃止される方向で進む昨今、IPアドレスを保存しない等、GA4はデータ規制に対応した仕様となっています。
GA4はプロパティ内に「データストリーム」という新しい項目が追加されました。
データストリームには「iOS」「Android」「ウェブ」の3つが用意され、それぞれのデータストリームに分かれています。
これにより、Webサイト用のデータとFirebase経由で計測されたアプリ経由のデータを統合して計測することで、ウェブとアプリをまたぐようなユーザーの行動でも、同じユーザーとして認識することが可能になりました。
GA4ではGoogleの機械学習の技術を用いた予測指標を使用することができます。
これにより、過去や現在のデータ分析だけではなくユーザーの今後の動きを予測することが可能になります。
「今後 7 日以内に商品購入する可能性の高いユーザー」や「売上の高い可能性のあるユーザー」など購入に繋がりやすいユーザーの予測をすることが可能になり、より効果的な広告の活用等に繋げることができます。
GA4は機械学習による予測機能を用いた、これからの時代に適したユーザーの行動分析を可能にしました。
Cookieからユーザーデータを収集すること自体がプライバシー保護の観点から問題視されている情勢の中で、GA4ではユーザーのデータを保持する場合、一定期間経過するとサーバーからデータが自動的に削除されるようになっています。
データ保持機能を使用する事で、保存されたユーザー単位およびイベント単位のデータがアナリティクスのサーバーから自動的に削除されるまでの期間を設定できます。
ユニバーサルアナリティクス(UA)のサポートは2023年7月1日に終了します。
そして、過去データを参照できる期限がその半年後なので2023年内とされています。
2023年7月1日以降のデータはユニバーサルアナリティクスで計測ができないため、GA4で計測できる環境を整えておく必要があります。
2023年7月1日以降のWeb計測についてまだ検討していない場合は、早急に対策をとる必要があります。
現在、UAを利用中の企業は、早めにGA4への移行を準備することが望ましいでしょう。
従来のユニバーサルアナリティクスとは、計測の考え方や管理画面、取得できるデータが大きく変化しているのがお分かりいただけたのではないでしょうか。
これからもアップデートは続いていくと思われますので、学習する時間も考慮しておく必要はあるでしょう。
随時情報をキャッチしながら、運用していきましょう。
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