COLUMN
COLUMN
2021.03.22Webマーケティング
情報収集の方法として、インターネットでの検索は一般的であり、SEO対策に注力することが重要だと言われてきました。
しかし最近ではVSO対策も考慮する必要があると示唆されています。そんなVSOとは何かざっくりとお伝えします。
PVSOとは「音声検索最適化」のことであり、
「Voice Search Optimization」の略です。
iPhoneのSiriに「Hey,Siri!」と話しかけるのはお馴染みかと思います。CMでも「Google Home」や「Alexa」などの音声アシスト家電で検索しているシーンがよく流れ、音声検索が身近になってきている傾向にあります。
従来のテキスト入力の検索ではなく、「今日の天気は?」などと質問形式での検索が多くなったため、従来のSEO対策では対応しきれなくなって生まれた対策がVSOです。
スマートフォン、スマートスピーカーの普及により、音声検索も同様に普及しています。さらにIoTが普及すると音声検索のニーズの高まりも加速していくと考えられます。
Googleの調査によると世界全体の検索のうち、音声検索が占める割合が20%を占めていると発表しており、ハンズフリーでどこでも検索できることからシニア層への広がりも加速していくと考えられています。日本国内では、国民性なのか、「人前で音声検索が恥ずかしい」と抵抗がある人が多いようです。しかし自宅に据え置くタイプのスマートスピーカーの普及で、場所を考慮すれば利用しやすい環境が広がっており、課題は拭える可能性もあります。
音声検索は、料理をしながら、車の運転をしながらなど、「ながら検索」が可能である点と、キーボード入力よりも入力スピードが早く、気軽に行える点が大きなメリットとして、普及していくポイントになると考えられています。
VSO対策として具体的に何をすればよいと言われているのか、ご紹介いたします。
音声検索を行うデバイスは基本的にスマホやタブレットになると考えられるので、前提としてレスポンシブ対応した、みやすいサイトであることが必須です。
「○○は?」「○○を教えて」など語りかける検索になるので、
口語調のシンプルな単語を使った長めの文章がよいかもしれません。
「近くの○○を探して」など、ローカルなことを検索する傾向があるので、ローカルSEOが重要です。Googleマイビジネスの登録や、ローカルワードの掲載などが必要になってきます。
話し言葉にあわせた、Q&Aの設置がおすすめです。
5W1Hの質問に対する簡単な回答があればよいかもしれません。
SSL対応したサイトが検索結果の7割を占めているといわれています。
セキュリティ対策をしている信頼性も重要です。
ユーザーの素早い音声検索においても、表示速度に注意したいところです。
画像やJavaScriptの改善をして表示速度の改善に心がけましょう。
スマホとスマートスピーカーの普及により、音声検索の需要が拡大しています。SEO対策とあわせてVSO対策も考慮したサイトに改善していきましょう。