COLUMN
COLUMN
2018.06.14Webマーケティング
webサイトを運営・制作されている方は、「SEO」という言葉を聞く機会が多いかと思います。
では、「SEM」という言葉はご存知でしょうか?
この言葉をなんとなく聞いたことがあるけれど、「SEO」との違いがよく分からないという方は多いのではないでしょうか。
今回は、一見同じように見えるこの2つに加え、リスティング広告についても触れていきます。
「SEM」とは、「Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)」の略称で、検索エンジンに関わる
マーケティングの総称したものです。
検索エンジン(GoogleやYahooなど)から運営するwebサイトへの訪問者を増やすためのマーケティングを指します。
そして、その手法として、「SEO」と「リスティング広告」があります。
上の図のように、SEMには、「SEO」と「リスティング広告」の2つのマーケティング手法が含まれています。
検索エンジンでのマーケティングと聞くと、SEOのことだと思う方が多いですが、SEOはSEMの1つの手法に過ぎず、もう1つの手法としてリスティング広告があるということです。
SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略称で、広告ではありません。
GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果には、ユーザーが入力したキーワードに合うサイトが表示されます。
検索結果の上位に表示されていれば、ユーザーにクリックされやすくなるため、検索結果の上位に表示されるように
施策することを「SEO」と呼びます。
特定のキーワードで検索結果の上位を狙うのであれば、他のサイトよりも質が良く、ユーザーが求めるコンテンツを作る
必要があります。
手間はかかりますが、検索結果の上位に表示されれば、それほどお金をかけずに集客することが可能です。
リスティング広告とは、検索連動型広告やPPC(Par Per Click)広告などと呼ばれ、GoogleやYahooといった検索エンジンに料金を支払って掲載する広告です。
検索結果ページの最上部や最下部に、「広告」というラベルとともに表示されます。
広告費が課金されるタイミングは、広告をクリックされたときです。
検索結果に表示されるだけでは、広告費は発生しません。
ターゲットとなるユーザーが検索しそうなキーワードを絞り込めば、そのキーワードで検索したユーザーのみに表示させる
ことができるため、ニーズの高いユーザーだけに訴求することができます。
また、クリックされてから広告費が発生するため、コストパフォーマンスが良い広告と言えますが、
検索数の多い人気のキーワードの場合、入札単価が高くなるためにコストがかさむ場合があります。
SEMの2つの手法である「SEO」と「リスティング広告」について説明してきました。
それでは、SEOとリスティング広告のどちらを選択するべきなのでしょうか?
結論から言えば、SEOとリスティング広告の両方を併用して運用することが最善策となります。
SEOもリスティング広告も、それぞれ一長一短があります。
リスティング広告は、即効性がありますが、その分費用も最初から大きく発生します。
SEOは、良質なコンテンツによりサイト閲覧者を有望な見込み客へと育成することが可能ですが、
結果が出るのに時間を要し、長期に渡って様々なコストが発生することになります。
したがって、両方を同時に開始して、短期ではリスティング広告で集客、中長期にSEOで集客を目指していくというのが
合理的な活用法であると言えます。
SEOとリスティング広告の両者を具体的に比較して解説するコラムは、「SEOとリスティング広告なら、どちらがいいの?その違いを解説!」をご覧ください。