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2017.10.13Webマーケティング
昨年の2016年11月にGoogleから公式に発表された「モバイルファーストインデックス(MFI)」、
2017年2月に「日本語検索に関するアルゴリズム」など、SEO事情は日々変化しています。
そうした中でも、検索結果の上位に表示することでユーザーをサイトに誘導する重要性は何も変わっていません。
しかし、Googleの検索結果が変化していることで、SEO対策を行うことで1位を目指すという単純な考え方だけでは
不十分になりつつあります。
そこで、Googleの検索結果における3つの特徴的な変化と今後のSEO事情についてご紹介したいと思います。
今回ご紹介する3つの特徴的な変化は、下記になります。
「ナレッジパネル」とは、Googleが数年前に取り入れた「ナレッジグラフ」と呼ばれる情報のデータベースを基に、
検索されたキーワードに関する詳細な情報を提供するパネルのことです。
「ナレッジグラフ」は、検索されたキーワードが人・物・食べ物・音楽など、それを識別することができます。
単純な検索したキーワードに関するページを検索結果に表示するのではなく、そのキーワードに関する様々な情報を
直接検索結果上で閲覧することができるようになりました。
「ローカルパック」とは、地域情報に影響を与えるキーワード(例:「梅田 ラーメン」など)で検索した場合に、
Googleマップと共に検索結果の上部に表示される検索結果です。
2015年7月ごろまでは、7つの情報が表示されるなどの仕様でしたが、2015年8月以降は3つの情報が表示される仕様に
変更となりました。
これは、モバイルユーザーの増加に伴い、閲覧する領域を考慮されたといえるでしょう。
「アンサーボックス」とは、検索結果の上部に検索したキーワードに対する答えを表示する機能のことを指します。
これには、3種類あると言われています。
この3つのアンサーボックスは、ユーザー目線で考えると、キーワードの検索結果上で知りたい情報を得ることができます。
しかし、サイトを運営する側としては、検索結果で表示された自分たちのサイトへ訪問した上で情報を得てほしいと
思うはずです。
ですが、アンサーボックスの表示が日々拡大しているため、いかにアンサーボックスに自分たちのサイトの情報を
表示してもらうかという考えに切り替える必要があると言えます。
ナレッジパネルは、サイト上の様々な情報ソースを参照し、引用しているといえます。
特に下記などは、参照されやすい傾向にあります。
ナレッジパネルは、掲載内容に誤りがあったり、適切でない場合もあります。
その場合は、ナレッジパネルの下にある「フィールドバック」から修正依頼をかけることができます。
ローカルパックに掲載されるための要素として、下記の3つが大きく影響してきます。
「検索されたキーワードとの関連性」は、Googleマイビジネスの登録情報が大きな役割を果たします。単に登録するだけではなく、登録内容(住所・カテゴリ・営業時間・写真など)を詳細に記載すると良いでしょう。
「検索された位置情報との距離」に関しては、対策することはできないために、全く異なるエリアでの検索などには
対応できません。
「知名度」は、検索されるキーワードとページの関連性を高めることが知名度を上げることに繋がります。
また、Googleマイビジネスなどでの名称、住所、電話番号の表記が全て一致していることが重要です。
これを「NAPの統一」と言います。
「NPA」は、NAME(名称)・ADDRESS(住所)・PHONE(電話番号)の頭文字を取って表現されています。
アンサーボックスには、3つの種類があると前述で紹介しました。
その中でも、出現数が増加傾向にある「強調スニペット」について説明します。
現状では、これをやれば「強調スニペット」に表示されるという解答はありません。
しかし、公式見解にある「Googleでは、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをプログラムで判断し、
その結果を強調スニペットとして表示します。」ということから、下記の2点をおさえることで表示される確率を上げることが
できるのではないかと推測できます。
「Googleのプログラムが理解しやすいページ構造にする」とは、h1などの見出し構造やテーブルタグなどのHTMLが適切に
使用されているか、コンテンツが画像ではなく、テキストで記載されていることなどが考えられます。
また、「Q&A形式で、質問に対して簡潔な回答を用意する」に関しては、質問と回答の両方を同じページに記載し、
質問に対して関連する回答を用意することで、強調スニペットに表示させる上では重要になってくると考えられます。
Googleの検索アルゴリズムが進化するともに、検索結果の表示も変化しています。
そのため、検索順位を追うことも大切ですが、ユーザーの行動に合わせて変化する検索結果の表示も、戦略的に活かすことも
重要になります。
それぞれの表示に合わせて、自分たちのサイトが取り上げてもらえるように工夫することも、
今後のSEO対策において重要になるといえるでしょう。