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2017.08.19Webマーケティング
サイト運営者や制作者において、webサイトのページ表示速度を気にする方は多いかと思います。
僕も実際にサイトを制作してページの表示速度が遅いと、画像が重いのか?、JavaScriptが原因なのか?、サーバーが悪いのか?などと考えることがあります。
やはり、webサイトのページ表示速度が早い方が良いでしょうし、そのように考える方は多いはずです。
しかし、なぜwebサイトのページ表示速度が早いほうが良いのでしょうか?
アクセス数が増えるから?コンバージョンが取りやすから?SEOに有利だから?など…色々とメリットはあると思います。
今回は、webサイトのページ表示速度とSEOの関係についてお話します。
結論から言えば、webサイトのページ表示速度とSEOは、本質的には関係はありません。
Googleが、ページの表示速度を検索順位を判断するシグナル(手がかり)にしているのは間違いありませんが、200個以上もあるシグナルの1つに過ぎないからです。
じゃあ、SEOに関係にないなら、ページの表示速度が遅くてもいいのか?と言われれば、そうではありません。
ページの表示速度が極端に遅いと、直帰率や滞在時間に悪影響を及ぶすでしょう。
検索結果からwebサイトをクリックして早く表示されるほうが、ユーザー体験(UX)は良いに決まっています。
つまり、SEOに関係なく、webサイトのページ表示速度を改善するべきものであるということです。
webサイトのページ表示速度とSEOの関係において重要なのは、極端に表示速度が遅い場合のみです。
検索結果からwebサイトをクリックし、表示されるまでに数十秒待たされるものは、ユーザー体験を損なうために検索順位が調整されます。
SEOのために現在2秒で表示が完了するページを1秒にするのであれば、タイトルや検索キーワードなどの他のSEO施策を検証するべきです。
極端にページの表示速度が遅い場合のみ、ユーザー体験の観点からSEOに影響があるだけで、ページの表示速度が速くすればするほど検索順位が上がるということはありません。
「PageSpeed Insights」(ページスピード インサイト)とは、Googleが公式提供するwebサイトの表示速度を計測する無料ツールです。
webサイトのURLを入力するだけで、表示速度だけではなく、その改善方法まで教えてくれる便利なツールです。
⇒PageSpeed Insights
しかし、「PageSpeed Insights」での点数と実際の検索順位に関係はありません。
何度も述べるように、極端にページの表示速度が遅い場合のみSEOに関係するだけで、「PageSpeed Insights」で点数が高ければ上位に表示するものでもありません。
Googleがウェブマスターに向けて何度もページ表示速度に関して言及するために、SEO施策の一環として表示速度は重要だ!と深く考える必要はありません。
Googleは、グローバルに事業を展開しているために、日本だけでなく世界中のウェブマスターにページ表示速度の重要性を言及しているのです。
日本は、通信インフラが整っている国です。
海外の国や地域によっては、日本のように通信インフラが十分に整っていない場所は多くあります。
通信環境の悪さとページの表示速度が遅いことが重なれば、webサイトを閲覧することができないかもしれません。
そういうことを考えると、Googleがページの表示速度を言及するのにも納得できるのではないでしょうか。