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2016.11.02ビジネス
3年連続の赤字で今期の損失は1億300万ドルに上り、全従業員の9%をリストラする計画や動画共有サービス「Vine」も数カ月以内に終了することを明らかにしたツイッター。
日本に住んでいる私の周りにはツイッターユーザーがたくさんいるので、なぜそんな業績不振に陥るの!?と驚いていたのですが…なるほど、世界的に見ると日本だけがダントツで伸びていたというわけなんですね。
ではなぜ日本国外では伸び悩み、日本国内では絶好調なのでしょうか??
ITジャーナリストの三上洋さんによると、
もう一つ大きいのは、比較的日本は文化的にかなり均一であること。国民全体がひとつの話題についてお祭り騒ぎをするのに、ツイッターは向いています。英語圏の場合、多民族、多言語ということで、同じことを共有して、ひとつのことをワッという感じでなかなか盛り上がりにくい。
またツイッターについては、日本はもともと俳句と短歌の文化。掛け合いは句会のようなもので、日本人はスムースに受け入れるよね、ということはよく言われています。
なるほど、そんな言語や文化的な背景があったのですね。
ですが日本の利用者が昨年末より14%も増え、世界一の成長率を支えているのはそれだけではないようです。
これまで日本のツイッターユーザーは10~20代がほとんどで、そのシェアは伸びしろがほとんどないと言われていたほど。
実際10~20代の人たちの間では1人で複数のアカウントを持ち、ツイートの内容ごとにアカウントを使い分けるのも当たり前だったりしますよね。
そんな背景を持つ日本市場でユーザーがさらに伸び続けているのはなぜでしょうか?
実はこれまで「つぶやくことがない」と30~40代から敬遠されていたツイッター、「つぶやくことがない」人にも利用してもらえるように日本独自でニュースの閲覧機能を追加。ニュースサイトの話題の記事と、関連するつぶやきをまとめて見られるようにしたのです。
この日本独自の機能によって、つぶやかなくても鮮度の高いニュースを簡単にキャッチできる、ということでこれまで利用者の少なかった30~40代の間でも人気が高まり、利用者が増えたようです。
いまやツイッターで人気の出た普通の女の子が有名人になり、テレビに出ることも珍しいことではないほど、その影響力は絶大なもの。
2020年の東京オリンピックの際には日本全体がツイッター上でもお祭り騒ぎになるでしょうし、今後も日本の利用者はどんどん増えていくのではないでしょうか?
米サンフランシスコのTwitter本社でも日本市場の重要性が強く認識されて「日本ファースト」的な考え方が浸透し始めているそうですし、今後も日本のユーザーにとって嬉しい機能が追加されてますます良いサービスになっていくのが楽しみですね:)
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