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2017.06.29ビジネス

【シェアリングエコノミーとは?】5分類にまとめました。

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アナログアート派のウェブデザイナーです。
「シェアリングエコノミー」とは「個人が保有している遊休資産の共有や仲介するサービス」のことです。欧米を中心に拡がりつつある新しい概念で、ソーシャルメディアの発達により可能になったモノ、お金、サービス等の”交換”や”共有”により成り立つ経済のしくみのことを指します。

使われていない資産をリユース・有効活用することで新しい価値が生まれることに着目し、前記した、メルカリなどもCtoC(消費者と消費者)のシェアエコノミーの分類に当てはまります。
今回は、そのシェアリングエコノミーを5分類してご紹介します。

そもそもシェアリングエコノミーとは

所有=独占の時代は終わりつつあります。
何か物を買うために、お金を払って当たり前、という価値観だったものが、近年の右肩下がり気味な財布事情のなかで、「誰かと誰かでものをシェアしあう」という合理的な仕組みが指示されつつあります。
その中で生まれたシェアリングエコノミー。Twitterやインスタなど、誰かとシェアすることの楽しさに気づいた日本人にはとても受け入れやすいサービスで今、発展しつつある経済の一つです。

なぜ需要があるのか

これは、もちろん前記した、経済的な事情があると思います。しかしその一方、「誰かと繋がる」「人とのつながり」がシェアリング経済によって復活しつつあることが背景にあるかと思います。
古き良き時代の「お隣さん」「ご近所さん」とのつながりが少なくなり、メディアや経済が発展するとともに、孤独を感じる人が増えてきました。

気が合う人、フィーリングが合う人、価値観が近い人同士が交流することができるつながりの場を提供することができることも需要が増えている要因だと思います。

シェアリングエコノミーの5分類

シェアリングエコノミーは、下記の5分類に分けられます。

① ヒト
② モノ
③ お金
④ オンデマンド
⑤ CtoC

それでは早速それぞれについてご紹介していきます。

①ヒト

例)クラウドワークス、ココナラ、タイムズチケット、エニタイムズ、タスカジなど。

人のシェア、とはすなわち、人材の事、「非専門」と「専門」の2タイプに分けられます。

たとえば子育て中の主婦や、学生などの、お金がない、特化したスキルはないが時間があるなど、専門性の低いタイプと、国家資格保有者や、手に職のあるスキルのもった、専門家のタイプの2種類です。

人のシェアリングエコノミーは、クラウドソーシングとほぼ同義語です。
昔は、そういった人材は、やる気、気持ちがあっても、なかなか環境が整わないということが多くあったように思いますが、最近ではソーシャルメディア、媒体の発達により、誰もが気軽にチャンスをつかみやすい環境が整ってきたように思います。

②モノ

例)airbnb、Reevo、スペースマーケット、ソーシャルアパートメントなど。

シェアエコノミーと聞いて、おそらく一番初めに一般的にイメージされるビジネスに近いと思います。
車のシェア、空き家のシェア、空間のシェアなど、主に何か【所有をしているが持て余している「物資」】を共有するビジネスのことです。

民泊やシェアハウスは、比較的昔からありますが、最近は【ソーシャルアパートメント】という、「一人暮らし空間」+「共有ラウンジ」タイプの新しいシェア住居のあり方も広がってきました。
ただ、眠っているだけのはずの資産が、本来眠らせている間にお金に変わるというのは、生産性の高いニーズのように感じます。

③お金

例)クラウドファンディングなど。

クラウドファンディングとは不特定多数の人が、インターネットを経由して、他の人々の財源協力などを行うサービスのことです。群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせてクラウドファンディングと呼ばれています。

たとえば、
・地元をこんな面白い企画をして、たくさん観光客がくる場所に活性化させたい!
・同じ悩みを抱えている子育てママと、こんな取組をしたい!
・こんなおもしろい企画をして世界の役に立ちたい!

など、個々がもっている「やりたいこと」に対して、お金を持っている投資家や資産家などが、その企画を応援しようと、自らの資産を援助する仕組みのことです。
やりたいことはあるのに、お金が無い。お金が無いから、実現できない。という世の中をサポートするために生まれました。魅力的なプロジェクト、共感した企画には支援者を募り、よりよい世の中を応援できる素敵な仕組みです。

④オンデマンド

例)UBER、mychef、akippa、カジ―など。

必要な時にすぐに使えるサービスのことです。
例えば、家事代行サービス、出張シェフサービス。自分が必要としたときにすぐオーダーできて、すぐに使えることが特徴です。昔からあるものですが、【なんでも屋】もそれに近いものはあるかもしれません。

⑤CtoC

例)メルカリ、フリル、ヤフオクなど。

CtoCとは【Consumer to Consumer】の略で、消費者と消費者が直接にやり取りをすることです。先程ご紹介した、メルカリなどのフリマ(アプリ)などが当てはまります。「フリマ」や「オークション」がこの分類になります。

古本屋、古着屋などのソーシャルマーケット版と言ったところに近いニュアンスがあります。【自分が使わなくなったものを他の誰かが使う。】経済的にもそうですが、環境にも優しいサービスだと思います。

まとめ

比較的、分類はあいまいなところもありますが大きく分けるとこんな感じです。
シェアリングエコノミーは略して「シェアエコ」と呼ばれますが、エコロジーのエコという意味も若干含まれているのかな、と書きながら思いました。

シェアリングエコノミーは、衣食住をサポートするようなサービスが多いため、比較的だれもが使いどころが発生しやすいサービスだと思います。生活をより豊かにするために、シェアリングエコノミーを活用しつつ、人と人とのつながりを自然に増やしていければ、より楽しい人生になるのではないでしょうか。

以上、明後日から7月です。みなさん、夏バテや体調などにお気を付けください。

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