COLUMN
COLUMN
2016.11.26ビジネス
今アツいフリマアプリ市場。
中でも代表的なメルカリ・ラクマ・フリルのうち、楽天は自社が運営するラクマとフリルにおいて販売手数料を無料化しました。
この販売手数料0円はスタート当初は年内までの期間限定ということでしたが、2017年以降も継続して無料とすることが運営会社である株式会社Fablic(楽天グループ子会社)から発表されています。
これによってフリマアプリ市場では大きな変化がもたらされるだろうと注目を集めています。
フリマアプリ市場で最大級の規模を誇るメルカリが、楽天のこの動きに対して何か新しい動きを見せるのかも見どころですね。
本記事ではフリマアプリ市場最大手のメルカリと2016年9月に楽天グループの完全子会社化された株式会社Fablicの運営するフリルに注目していきたいと思います。
フリルのアプリダウンロード数は600万DL(2016年11月時点)、メルカリは3,500万DL(2016年9月時点)と発表されています。この差は「集客力の差」となり、出品した商品への反応や売れ行きに直結します。
やはりユーザーは物を売って利益を得るために利用しているので、いくら販売手数料が無料であっても売れなければ意味がありません。
フリルは現状のこの差をどのように打破していくのでしょうか?
まずフリルが2016年に発表した、山田孝之さん演じるウシ○マくん風の男性がフリマに出品中の女性から手数料をがっぽり頂くシーンの後に「フリルは販売手数料0円」というコミカルでしかも分かりやすいCMは話題になりましたよね。
このCMでフリルの存在を知った方も多いのでは?
また、同時に最大20,000円分のポイントがもらえる招待キャンペーンなど、楽天グループの資本力をフルに生かした拡大戦略もさすがといったところです。
さらに拡大戦略だけではなく、フリルはフリマアプリとしての利便性に関しても優秀です。カラーによる絞り込み検索が可能であるなど、ユーザーにとって魅力的な機能も多いです。
また、現在メルカリではメルカリローカルルールなるものが存在し、「プロフ必読」「コメントしてから購入(即購入禁止)」「確認用出品」など、アプリ機能の汎用性の低さを補うためにユーザーが編み出した独自のルールが存在し、正直めんどくささを感じるのは私だけではないはず…そんなユーザーがフリルに流れていくことも大いにあると思います。
しかしながら業界最大手のメルカリ、渡辺直美さんを起用したインパクト大なCM印象に残りますし、実際メルカリアプリを使い慣れているフリマユーザーが圧倒的に多いのも事実。
配送サービスに関しても両社にそこまで大きな違いはありませんし、何といっても買い手が多いので売れる、売れるから出品する、出品数が多いから買い手が集まるというサイクルが既にうまく回っているメルカリのアドバンテージは大きいはず。
今後も拡大していくであろうフリマアプリ業界はどのように変化していくのでしょうか?
ライバル企業同士が切磋琢磨してより良いサービスがユーザーに届けられると良いですね!
ビジネス
皆さん、こんにちは。サツキです。 令和4年6月1日より施行される改正特定商取引法についてご…
view more
ビジネス
新型コロナウィルス感染症の影響(コロナ禍の影響)で、様々な多くの業界で需要が回復しない状況が 続い…
view more
ビジネス
多くの業界でマネジメント手法として用いられる「PDCAサイクル」。目標を達成するための最も効果的なサ…
view more