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2021.11.01Web制作
2010年代以降、スマートフォン最適化の流れを軸に実用性を高めるデザインに必要があります。Webサイトの閲覧環境の変化に取り残されたサイトを放置すると、会社や製品のイメージも古い時代のものに印象を持たれてしまうリスクが高くなります。今回はいまや必須となったWebサイトのスマートフォン化についてご説明します。
スマホ最適化の設定がないサイトをスマートフォンで表示した場合、端末の画面に合わせて縮小表示されてしまいます。そのため、文字が小さく読みづらい・リンクボタンが押しづらい・頻繁に拡大縮小をしないとWebサイトを閲覧できないなど、閲覧者がネガティブなイメージを持つリスクを抱えることになります。そのため、10年以上Webサイトをリニューアルしていないサイトは、スマートフォン最適化のためのリニューアルを進めることをオススメします。
PCサイト・スマートフォンサイトを別建てした場合も、Webサイトの作り直しを検討頂いたほうがよい場合があります。2010年代頃はフューチャーフォンサイトの作り方にそってスマホサイトを別建てで構築するケースが非常に多くありました。この方法はフューチャーフォンからの移行期における対応としては順当でしたが、以降がほぼ完了した現在では、両方のサイトを更新・メンテナンスする必要があり運用・メンテナンス費やSEO的に評価が分散するリスクがあります。これらを解決するために、デバイスを問わず同一URLで情報が発信出来る、レスポンシブデザインへの移行が有効です。
昔ながらの文字サイズをスマートフォンで表示すると、Webサイトを最適化したとしてもかなり小さく表示され、読みづらさを感じます。Googleなどでも当時主流であった12pxの文字サイズは難読のため非推奨としています。現在主要ブラウザではデフォルトのフォントサイズを16pxとしているため、それにあわせてフォントを調整すると改善に近づくことができます。また、スマートフォン最適化において、読み込み速度を意識する必要があります。回線速度の影響があっても、できるだけスピーディーにサイトを表示させるのが望ましいです。待ち時間の長短は、離脱やSEOの順位にも影響があります。そのため平面・単色・シンプルを重視したフラットデザインへ移行することでWebサイトの表示速度の改善につながります。
これまではPCサイトのみの閲覧環境からスマートフォンやタブレットなど閲覧者の環境に併せたサイトを組み立てる必要がでてきました。まだWebサイトが10年以上リニューアルされていない場合は、ご検討いただければと思います。